ウルトラベイ2000 DVDマルチドライブ（改造）

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　ウルトラベイ2000で、DVDマルチドライブを使用したい場合、２つの方法が考えられる（注１）。
　その１：ウルトラベイ2000に、UJ-830などの汎用DVDマルチドライブを装着する。ベゼルは、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスなどから流用する。
　その２：ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスのDVDマルチドライブに、エンハンスト・デバイス・アダプター（スリムドライブアダプター）を装着し、ウルトラベイ2000として使用する。ベゼルは交換の必要がない。
　
　その１の方法（改造）は、交換するDVDマルチドライブに合った、IBM/Lenovo用のベゼルを入手出来れば、比較的、容易。
　なお、今回は、その１の方法で、ウルトラベイ2000用に改造したDVDマルチドライブ（UJ-810B）をヤフオクで購入し、ドライブを、更に、UJ-830Bと交換した。

　ウルトラベイ2000で使用するDVDマルチドライブは、後面の端子が、中央が凹んでいる汎用型を用いる。中央が飛び出た端子なら、ウルトラベイ2000の後面のアダプターを装着出来る。

なお、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイス用のドライブは、端子の中央が飛び出ていて、ウルトラベイ2000の後面のアダプターは装着出来ない。

　汎用型のDVDマルチドライブは、松下製（Panasonic）だと、いろいろ、入手可能だが、「UJ-」の後の番号が多いドライブの方が、発売時期が遅く、性能が良い。UJ-811などは、遅い上に、故障が多いようだ。
　ベゼルには、ネジで固定するベゼルと、嵌め込み式のGBASのベゼルとがあるので、注意が必要。

　松下製（Panasonic）のドライブだと、UJDA330、340、360、710、720、730、740、750、760　UJ-810、811、820、830、831は、ベゼルをネジ２本で固定する方式。
　UJ-840、UJ-841、UJ-850、UJ-851、UJ-861、UJ-870などは、GBASのベゼル採用品。
　ネジで固定するベゼルと、GBASのベゼルとでは、ドライブの排出スイッチ、LED、強制排出穴の位置が異なるので、流用出来ない。例えば、UJ-810のベゼルを、UJ-840には、流用出来ない。
　また、DVDコンボドライブ用のベゼルとも、DVDマルチドライブ用のベゼルは、形状や、排出スイッチなどの位置が異なるので、流用出来ない。

　ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスのDVDマルチドライブ用のベゼル（IBM/Lenovo用ベゼル）が入手出来れば、流用すると良いが、入手したベゼルが、ネジ固定式か、GBAS規格なのかによって、選択するDVDマルチが異なる。
　IBM/Lenovo用ベゼルが入手困難な場合は、標準で付属するベゼルの右側の下方部分を、切除しないと、ウルトラベースX3などに、装着出来ない。

　なお、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイス用のベゼルは、左端が、ウルトラベイ2000用のベゼルより、側面アダプターの暑さ分、短い。
　ウルトラベイ2000として、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイス用のベゼルを付けたドライブを装着すると、ウルトラベースX3などの枠との間の左側の隙間が、広くなる。

　ウルトラベイ2000用にDVDマルチドライブを改造するには、IBM/Lenovoベゼルを、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイス用のDVDマルチドライブからを流用するか、別途、購入する必要がある。
　コストや、ドライブの性能や寿命を考えると、新型外付けDVDマルチドライブを購入した方が、賢明と思われる。

　ただ、ウルトラベイ2000のDVDマルチドライブがあると、便利なことがある。ThinkPad X3系の様に内臓ドライブが無い機種は、ウルトラベースX3にウルトラベイ2000のDVDマルチドライブを装着出来れば、更に、USB接続で外付けDVDマルチドライブなどを装着し、相互にデータを、移動（コピー）させることが可能になるので、便利。

　注１：ウルトラベイ2000のDVDマルチドライブは、IBMから、殆ど発売されていない。ウルトラベイ2000のＤＶＤマルチドライブとして、ThinkPad マルチ・バーナー　ウルトラベイ2000ドライブ（22P7015：CVCマルチ・バーナー ウルトラベイ2000ドライブ）が２００３年３月１６日〜２００４年１２月２９日の間、販売されていたが、IBMダイレクト価格が６２、８００円と高価であった。

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