エンハンスド・デバイス・アダプター
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ウルトラベイ2000で、DVDマルチドライブを使用したい場合、２つの方法が考えられる（注１）。
その１：ウルトラベイ2000に、UJ-830などの汎用DVDマルチドライブを装着する。ベゼルは、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスなどから流用する。
その２：ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスのDVDマルチドライブに、エンハンスト・デバイス・アダプター（スリムドライブアダプター）を装着し、ウルトラベイ2000として使用する。ベゼルは交換の必要がない。
ThinkPadの内臓ドライブには、IBM/Lenovoから、ウルトラベイ2000と、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスが売られている。
両者は、同じ厚さ（12.7ｍｍ）だが、後面の端子（コネクター）の形状が異なるなるので、機種が異なると、流用出来ない。
後面の端子は、中央が、ウルトラベイ2000のドライブは凹んでいる（汎用）が、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスのドライブは飛び出ている。
ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスのドライブが故障した場合、良くバルク品として売られている（汎用）の中央が凹んだ端子のドライブとは、交換出来ない。
ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスを、ウルトラベイ2000として使う為に、エンハンスト・デバイス・アダプター（73P3268）が販売されていたが、現在は、入手困難。
２０１２年２月１４日に、エンハンスド・ドライブ・アダプター（73P3268）と同等の機能を持つ、スリムドライブアダプター（13N5114）を入手出来た。ヤウオクで、「lenovo_Thinkpad用DVD-RAM/RWドライブ(39T2721)アダブター付き」と言う名称で、ウルトラベイ2000 用エンハンスド・ドライブ・アダプター（スリムドライブアダプター：13N5114）が、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイス（39T2721：UJ-850）と一緒に販売されていた。
ウルトラベイ2000用には、純正のDVDコンボドライブが販売されているが、DVDマルチドライブは殆ど発売されていない（注１）。
ウルトラベイ2000で、DVDマルチドライブを使うには、汎用の中央が凹んだ端子のDVDマルチドライブ（UJ-830など）を購入し、ウルトラベイ2000のアダプターに装着すると良い。正面べゼルは、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイス用のDVDマルチドライブから、IBM/Lenovoベゼルを流用することになる。
ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスにスリムドライブアダプターを装着すると、外観は、ウルトラベイ2000に似るが、スリムドライブアダプターは、左側面を固定するネジがベゼル側に１本あるのみ（ウルトラベイ2000はネジが２本）なので、区別可能。
ｾﾞベルの形状、ドライブの排出スイッチ、LED、強制排出穴の位置は、異なるので、流用は出来ない。
ベゼルは、ウルトラベイエンハンスドDVDマルチドライブ用を流用してある。
松下製（Panasonic）のドライブだと、UJDA330、340、360、710、720、730、740、750、760 UJ-810、811、820、830、831は、ベゼルをネジ２本で固定する方式。
UJ-840、UJ-841、UJ-850、UJ-851、UJ-861、UJ-870などは、GBASのベゼル採用品。
ネジで固定するベゼルと、GBASのベゼルとでは、ドライブの排出スイッチ、LED、強制排出穴の位置が異なるので、流用出来ない。例えば、Uj-810のベゼルを、UJ-840には、流用出来ない。
スーパーマルチ・ウルトラベイ・エンハンスド・ドライブは、ウルトラベイ・エンハンスド・ドライブ・ベイを取り付けているThinkPadではそのまま使用出来るが、ウルトラベイ2000 用エンハンスド・ドライブ・アダプターを装着すると、ウルトラベイ2000としてThinkPadやウルトラベースX3で使用出来る。
ThinkPad X3シリーズは、ウルトラベースX3を装着して使用するのは、ステレオサウンドを楽しむのが目的なら、DVDコンボドライブ（Cd-RW/DVD）で、十分。
ThinkPad X3シリーズで、DVD-RWなどの書き込み等をするなら、外付けDVDマルチドライブを購入した方が、コスト等の面で、優れているでしょう。
ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスは、ドライブが故障しても、端子（コネクタ）が中央が飛び出た形状なので、汎用の端子（コネクタ）が凹んだドライブとは、交換して修理出来ないのが短所。
ウルトラベイ2000には、DVDマルチドライブの製品が殆ど無い（注１）が、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスには、DVDマルチドライブの製品があるのが長所。
エンハンスド・ドライブ・アダプターがあれば、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイスをウルトラベイ2000として利用出来る。しかし、ウルトラベイ・エンハンスト・デバイス用のPATA接続のドライブ（端子の中央が飛び出た形状）が、今後、入手困難になるだろうから、外付けドライブを購入した方が、賢明と思われる。
・「ディスクの取り扱いと手入れ」から主な点を引用
１．市販のクリーナーを使用してディスクをクリーニングしないでください。
２．ディスクを取り扱う際は、縁または中央の穴を持ち、ディスクの記録面には触れないでください。
３．ほこりや指紋を取り除くには、けば立ちのない柔らかい布で中央から縁に向かってディスクをふいてください。重要: 円を描くようにディスクをふくと、データが失われる可能性があります。
・リージョン・コードに関する引用
表2-1 リージョン・コード リージョン １ 米国、カナダ ２ 日本、ヨーロッパ、中東、南アフリカ ３ 東南アジア、台湾、韓国 ４ ラテンアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド ５ 旧ソビエト連邦、北アフリカ、インド ６ 中華人民共和国 リージョン・コードを初期設定から4 回変更した後は、リージョン・コードは固定され、変更できなくなります。
注１：ウルトラベイ2000のDVDマルチドライブは、IBMから、殆ど発売されていない。ウルトラベイ2000のＤＶＤマルチドライブとして、ThinkPad マルチ・バーナー ウルトラベイ2000ドライブ（22P7015：CVCマルチ・バーナー ウルトラベイ2000ドライブ）が２００３年３月１６日〜２００４年１２月２９日の間、販売されていたが、IBMダイレクト価格が６２、８００円と高価であった。
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