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 Windows 8.1化

 <ThinkPadの部屋へ>


 ThinkPad X61 7675-11I(メモリーは4GBに増量)にWindows 8.1をインストールした。
 後述するが、 Windows 8.1を新規インストールする際、マイクロソフトアカウントでのサインインが求められるが、マクロソフトアカウントに登録してある名前が漢字名だと、ユーザーフォルダのユーザー名が、漢字(名前の漢字)になってしまう
 
 購入したのは、「Microsoft Windows 8.1 通常版」で、従来の通常版に相当する(2013年12月9日中旬に、アマゾンで、12,362円で売っていて注文したが、届いたのは、12月17日だった)。
 Windows 8.1には、「Microsoft Windows 8.1 Pro」もあるが、所謂、アップグレード版はない。DSP版もあるが、32bitか64bitのどちらかのDVD-ROMが入っていないので、価格的にも、メリットは少ないようだ。
 Windows 8.1.は、Windows 8がインストールされたパソコンやタブレットを持っていれば、ストアから無料でダウンロード出来るが、マイクロソフトのサポートの方の御話では、OSとしては、Windows 8とWindows 8.1とは、別物だとのこと。

 X61のWindows 8.1化は、X32のWindows 7化と異なり、ディスプレイドライバーを別途にインストールしなくても、正常にXGA表示され、休止状態にもスリープにも入れた。
 無線LANも、ドライバーをインストールしなくても、4つの接続が認識出来るようになった。
 Windows 8.1(ThinkPad X61)だと、起動してデスクトップが表示されてから、Internet Explorerで無線LANが繋がりネット閲覧出来るまでの時間が10秒以内と、速い。Windows 7(ThinkPad X32)だと、デスクトップが表示されてから、Internet Explorerでネット閲覧出来るようになるまで、60秒程、要する。終了時間も、Windows 8.1だと、SSDに換装しなくてHDDを利用しても、15秒以内のことが多く、速い。

 但し、問題が生じた。
 Windows 8.1を新規インストールする際、マイクロソフトアカウントでサインインすると、ユーザーフォルダのユーザー名が、マイクロソフトアカウントに登録してあった氏名の名前の漢字になってしまった。
 漢字で表記されるユーザー名は、後に変更出来ないので、修正しようとしたら、再インストールが必要になってしまうことが解った。
 後に、漢字名になったユーザーフォルダの名前を、アルファベットに変更することは出来ない。漢字のユーザー名をアルファベットに変更するには、再インストールするか、ローカルアカウントを管理者に設定(SlyDriveを利用する都度に、マイクロソフトアカウントを入力する必要が生じる))し直す必要がある。
 ユーザーフォルダの名前を漢字名にしたくなければ、新規インストール前にマクロソフトアカウントに登録してある名前をアルファベットに変更して置くか、新規インストール時にローカルアカウントを用いる必要がある。

 Windows 8.1は、改良されて、Windows 8より、使い易くなっていた。
 Windows 8.1のパッケージ版は、Windows 7 Home Premiumのパッケージ版より、安価な点も良い。

 Windows 8.1化したX61は、特に、終了時間が、短くなり、HDDでも、10秒程で終了可能になった。
 Windows 8.1化したX61は、SDDだと、起動時間が30秒、ネット表示まで40秒、終了時間は8秒程と、速い。

 Windows 8.1(32bit)でも、CF32Fは利用可能だった。
 なお、CF32Fに挿したコンパクトフラッシュ(CFカード)は、Windows 7のThinkPad X32(HDD:WD1600BEVE)では、ReadyBoostのデバイスとして、使用出来なかったが、
 使用OS:Windows 8.1(32bit)
 使用PC:ThinkPad X61(HDD:WD1200BEVS)
 だと、CF32Fに挿したコンパクトフラッシュ(CFカード)は、ReadyBoostのデバイスとして、使用出来た。
 しかし、
 使用OS:Windows 8.1(32bit)
 使用PC:ThinkPad X61(SSD:SSDSA2CW160G3K5)
 でも、CF32Fに挿したコンパクトフラッシュ(CFカード)や、SDカードは、ReadyBoostのデバイスとして、使用出来なかった。
 USBメモリーも、HDDをSSDに換装してあると、「このデバイスはReadyBoostには使用できません。このコンピューターのシステムディスクは十分に高速であるため、ReadyBoostが有効になっていません。」と表示され、ReadyBoostのデバイスとして、使用出来なかった。

 ThinkPad X31/X32は、Windows 8.1のカスタムインストールは、無理だった。
 ThinkPad X31/X32で、Windows 8.1をインストール出来ないのは、CPU性能が対応していない為のようだ:Windows 8.1はNXbit(xDbit)に対応したCPUでないと動作出来ず、ThinkPad X31/X32に用いられているCPUのインテル Pentium M プロセッサがNXbitに対応していないのが、原因のようだ。ThinkPad X32には、第二世代のドタン (Dothan)と呼ばれるインテル Pentium M プロセッサでも、725(1.60 GHz:ADJ)や745(1.80 GHz:M8J、44I)が用いられているが、NXbitに対応していない(エラー・コード:0xc0000260が表示される)。Pentium M プロセッサは、第二世代のドタン (Dothan)の標準電圧版でも、725A、745A、765は、NXbitに対応しているが、ThinkPad X31/X32は、CPUの交換は出来ない。ThinkPad X31のCPUは、第一世代のバニアス((Banias)と呼ばれるCPUだが、NXbitに対応していない。ThinkPad X32(M6J)にWindows XPのHDDを換装し、VirtualBoxをインストールし、システム→プロセッサー(P)も、拡張機能で、「PAE/NXを有効化(E)」にチェックが入らなかった。
 
 なお、X61のWindows 8.1をインストールしたSSD(SSDSA2CW160G3K5:320 Series SATA)のクローンを、EaseUS Todo Backup Free 5.5で、IDE(PATA)接続のHDDに作成し、X32に接続しても、起動に成功出来なかった(「お使いのPCは修復する必要があります」とエラーコード:0xc000000eが表示される)。
 ThinkPad X31/X32の方が、ThinkPad X61より、キータッチ、筐体の頑丈さ、液晶の発色性が好みだ。しかし、ThinkPad X31/X32は、Windows 7化しても、Windows 8.1化したThinkPad X61に比すると、性能的には、完全に劣ってしまった。

 Windows 7 Home Premiumは、何回もマイクロソフトの電話サポートの御世話になったが、Windows 8.1は、電話サポートを必要とすることが少なかった。
 無線LAN接続も、Windows 7(X32にインストール)は、Windows XPの時の無線LANドライバーが適合しないこともあって、苦慮する問題が生じたが、Windows 8.1(X61にインストール)は、無線LAN接続で困ったことはなかった。
 WiMax接続も、URoad-SS10をドライバー(ファームウェア)を最新版にすることで、Windows 8.1(X61にインストール)環境でも、接続可能だった。しかし、URoad-SS10は、Windows 7(X32にインストール)環境では、利用出来ず、UD03SS(Windows 8非対応)しか利用出来なかった。Windows 7をインストールしたX32は、UD03SSのドライバーをインストールすると、何故か、純正の無線LANカード(27K9940)だとネットワークの表示が赤印になって、再起動させないと、無線LAN接続が出来なくなった。無線LANカードをAR5BMB-44に変更したら、無線LANは常時接続可能になったが、タスクバーのネットワークのアイコンが、接続されていない状態として表示されるようになってしまった。この問題は、Windows 7では良く起こる現象のようだ。
 ホームページ・ビルダー V6.5 with HotMediaをWindows XPで長らく使っていたが、Windows 7環境では、ウェブアートデザイナーが起動しなくなってしまった(パソコンを再起動させると起動出来ることもあった)。
 検索していたら、下記の解決策を記したページがあった。
 http://webpocket.seesaa.net/article/163575242.html
 1.コントロールパネル → 管理ツール → サービス の順にクリック。又は、検索に、「サービス」と入力して、Enterキーを押す。
 2.HomeGroupListener 、HomeGroupProvider を「停止」に設定し、スタートアップの種類を「無効」に変更する。
 この方法で、古いホームページ・ビルダー V6.5も、Windows 7環境で、ウェブアートデザイナーを起動出来るようになった(同時に、デスクトップのホームグループのアイコンも消えた)。
 Windows 8のタブレット(Dell Latitude 10 Standard)だと、ホームページ・ビルダー V6.5 with HotMediaをで、ウェブアートデザイナーを起動出来た。しかし、Windows 8.1化したThinkPad X61では、上記のWindows 7の時の方法(HomeGroupListener とHomeGroupProvider を「停止」や「無効」にする)では、ウェブアートデザイナーを起動出来なかった。互換モードも試して見たが、ウェブアートデザイナーを起動出来なかった。 
 マイクロソフトのサポートに電話して、HomeGroupListener とHomeGroupProvider のスタートアップの種類を「自動」にした後(開始を選択しても完了出来ない)に、ThinkPad X61を再起動させ、コントロールパネル→ネットとインターネット→ホームグループ→ホームグループの終了を選択してクリックすると、時間が経った後に、「ホームワークへの参加は正常に終了しました」と表示され、Windows 8.1でも、ホームページ・ビルダー V6.5のウェブアートデザイナーを起動出来るようになった。なお、HomeGroupListener とHomeGroupProvider のスタートアップの種類が、「手動」になっていると、ホームグループへの参加を終了出来ない。ホームグループは使わないので、HomeGroupListener とHomeGroupProvider のスタートアップの種類を「無効」に戻して置く。
 なお、ネットワークを設定する際に、「ホームグネットワークと社内ネットワークではこの操作を行なうことをお勧めします。」は、「はい」でなく、「いいえ」を選択しないと、ホームグループが有効になってしまうようだ。

 Windows 8.1は、Windows 8のService Pack 1(SP1)ではない。
 Windows 8.1は、Windows 8とは、OSは別物と言う程、異なるとのこと。

 バッテリー省電力機能設定 パッケージ(Windows 98/98 SE/NT 4.0/2000/XPをサポート)だと、タスクバーにバッテリー省電力メーターが表示される。
 しかし、Lenovo 省電力ドライバー (Windows 8.1 32bit, 64bit/ 8 32bit, 64bit/ 7 32bit, 64bit/ Vista 32bit, 64bit/ XP) をインストールしたが、タスクバーにバッテリー省電力メーターは、表示されなかった。

 Windows 8.1を入れたThinkPad X61のSSDを、Piriform Defragglerと言うフリーのソフトでデフラグしたら、不思議な事に、SSD(HDDのクローンを換装)の空き容量がどんどん減って行ってしまった。
 PC(Cドライブ)を見ると、DFOptimize_XX.binと言う、1GB程の容量があるバイナリファイルが複数作成されていた。
 DFOptimize_XX.binファイルが勝手に作られた原因は不明でが、削除したら、空き容量が元に戻った。
 デフラグは、SSDの寿命を短くするおそれがあるし、不要と言う意見もあるので、今後、行なわないことにした。

 Windows 8.1をインストールしたSSD(SSDSA2CW160G3K5:320 Series SATA)は、最初、メモリーを4GBに増量したThinkPad X61 7675-11Iに換装したが、メモリーが3GB(2+1GB)のThinkPad X61 7673-3NJ に換装しても、問題なく作動出来た。タスクマネージャーで調べると、メモリーは2GBあれば、十分のようだ。
 Windows 8.1化したX61は、Windows 7化したX32のように、CPU使用率が100%になる事は、まず、ない。
 クローンを作成したSSDは、SATAの場合、BIOSで、Config→Config→Serial ATA (SATA)→SATA Controller Mode Optionを、AHCIでなく、Compatibilityに変更してある(BIOSをCompatibilityに設定してないと、SSDをパソコンに換装しても、起動出来ないことがある)。
 なお、購入したThinkPadのHDDには、OSが入っているDisk to Disk区画(DtoD領域)がある(5GB弱の容量)。
 クローンをSSDに作成する際に、クローンソフトによっては、DtoD領域(DtoD区画)をコピー出来ない。EaseUS Todo Backupだと、DtoD領域(DtoDリカバリ領域)もコピー出来るが、Migrate Easyだと、DtoD領域はコピー出来ない。HD革命でもDtoD領域をコピー出来る。HD革命でコピーしたDtoD領域は、Access IBMボタンを押してもR&Rは起動出来ないが、起動時にF11を押せばR&Rを起動しリカバリー出来る。
 EaseUS Todo Backupで、SSDにクローンを作成する際に、コピー元のHDDをパソコンに内蔵して、コピー先のSSDを外付けしてクローンを作成すると、SSDをパソコンに換装しても、起動出来ないことが多かった。コピー先にするSSDにOSとEaseUS Todo Backupとをインストールしてパソコンに内蔵させ、コピー元のHDDを外付けにして、コピー元のHDDのクローンをコピー先のSSDに作成すると、起動出来る(外付けHDDケースは1つあれば可能)。それか、他のパソコンに、コピー元のHDDと、コピー先のSSDとを、2つの外付けHDDケースで接続し、コピー先のSSDにクローンを作成すると、起動に成功することが多い(外付けHDDケース2つと、別のパソコンか起動可能なHDD/SSDが必要)。EaseUS Todo Backup Free 5.5で作成したクローンが起動しない場合は、Access IBMボタンを押してR&Rを起動させリカバリすることは可能(ソフトの再インストールやデータの移動が必要)。
 Migrate Easyも、EaseUS Todo Backupと同様に、コピー先にするSSDにOSとEaseUS Todo Backupとをインストールしてパソコンに内蔵させ、コピー元のHDDを外付けにして、コピー元のHDDのクローンをコピー先のSSDに作成すると、起動出来る。Migrate Easyは、DtoD領域は、EaseUS Todo Backupと異なり、コピー出来ない。
 HD革命だと、コピー先のSSDを外付けにして、コピー元のHDDをパソコンに内蔵して、クローンを作成しても、起動出来る。「HD革命/Copy Drive Ver.3 Lite」は、SATA用の「Logitec HDDケース 2.5型SATA用 HDD/SSDケース LHR-PBGU2/S」に付属して来る。HD革命も、DtoD領域はコピー出来るが、Access IBMボタンを押してもR&Rは起動出来ず、F11を押せばR&Rを起動出来たと記憶している。HD革命は、コピー元のHDDより容量が少ないSSDにもクローンを作成可能だが、コピー元のHDDより半分以下の容量のSSDにはクローンを作成出来ないようだ。EaseUS Todo Backup Free 5.5やMigrate Easyは、コピー元のHDDより少ない容量のSSDにはクローンを作成出来ない。

 Windows 8.1は、SkyDriveと言うクラウドサービスが利用出来る。Windows 7は、容量が大きいファイル(1GBを越えるOutlookのpstファイルなど)は、最初、手動でSkyDiriveにアップロードする必要がある(アップロード出来るのは2GBまでのファイル)が、Windows 8.1は、PCのSkyDriveフォルダにコピーするだけで自動的にSkyDiriveにアップロードされる。
 しかし、クラウドにアップロードしたファイルや、SkyDriveフォルダに移動させたファイルが、勝手に、消えてしまう現象を体験した。SkyDiriveにアップロードは、無料で7GBの容量を使用出来るが、使用容量が多くなると、ファイルの移動や同期にも容量が必要な為に、ファイルの消失などの問題が生じるのかも知れない。SkyDriveは、データをバックアップする場所としては、信頼性が低いと思われた。
 ファイル履歴で、ユーザーフォルダのバックアップを作れるとのことだったが、自動的にバックアップ出来なかった。
 Windows 8.1は、細かい機能では、多くの不完全な点を残したまま、発売されたようだ。

 Windows 8.1だと、バックアップを作成するBunBackupと言うソフトを強制終了しないと、シャットダウンや再起動が出来ない時がある。
 マイクロソフトのサポートの担当者によると、Windows 8.1は、電源管理で、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」は使わない方が良いとのこと。

 Windows 8.1には、Windows 7と同様に、Windows Defenderが標準装備されている。Windows 7までのWindows Defenderと、Windows 8以降のWindows Defenderとでは、名前は同じでも、全く別物になっている。
 Windows 7のWindows Defenderは、スパイウェア対策ソフトであり、ウィルス対策ソフトではない。なお、Microsoft Security Essentialsは、ウィルス対策及びスパイウェア対策ソフトとして、無料でダウンロードして利用出来る。
 Windows 8/8.1のWindows Defenderは、Windows Defenderと Microsoft Security essentilasを統合した形になっていて、「最低限の保護機能」がある。市販のセキュリティソフトをインストールすると、Windows Defenderは自動的に停止すると言う。Windows Defenderが入っているのに、市販のセキュリティソフトをインストールして入れると、動作速度が重くなるということはないが、入れる必要はないようだ。

 2014年4月7日追記
 家族用に、もう1つ、Windows 8.1 通常版をアマゾンから購入(11,962円)。
 先に購入したWindows 8.1をインストールしたHDDのクローンをThinkpad x60に換装したら、コントロールパネルでは、当然、Windows ライセンス認証されていなかったが、プロダクトキーの変更で、新たなWindows 8.1 通常版のプロダクトキーを入力したら、認証出来た。
 
 2015年2月9日
 Dell Latitude 10 Standardと言うWindows 8のタブレットにMicrosoft Office 97のWord 97(ワード97)をインストールしてあったが、ユーザーアカウント制御の変更を行えなくなった。Word 97をアンインストールすると、ユーザーアカウント制御の変更の画面が表示されなくなった。
 ユーザーアカウント制御を行えないので、ストアからのアプリをダウンロードしたり、カメラを使用することが出来なくなってしまった。
 そこで、下記ページの
 「Windows 7 でユーザー アカウント制御 (UAC) の設定を変更できない」
 https://support.microsoft.com/kb/978591/ja?wa=wsignin1.0
 の記事の「自分で解決する」を参考に、レジストリを変更したら、ユーザーアカウント制御が出来るように戻った。
 Windows 7用のレジストリ変更方法だったが、Windows 8でも使え、レジストリを変更出来た。

 参考URL
 ・http://ja.wikipedia.org/wiki/Pentium_M Pentium M
 ・http://office-qa.com/win/win112.htm Windows DefenderとMicrosoft Security Essentialsの違いとは
 ・http://neosone.web.fc2.com/cpu/intel.htm CPU NAVI Intel CPU比較
 ・http://neosone.web.fc2.com/cpu/amd.htm CPU NAVI AMD CPU比較

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