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 Windows 7化

 <ThinkPadの部屋へ>


 Windows XPのサポートが来年(2014年)に、終了することもあり、ThinkPad X32 2672-M8JをWindows 7化して見た。
 ThinkPad X32 2672-M8Jは、CPUはPentiumM 1.6GHzで、メモリーは2GBに増量してある(Windows 7の32bitを動かすには、最低、1GBのメモリーが必要)。

 LenovoのHPの「Windows 7 にアップグレード可能な ThinkPad」のリストに、ThinkPad X31やX32は上がっていないが、ThinkPad X32のWindows 7化は可能とのこと。
http://download.lenovo.com/lenovo/content/win7/win7_tips_...
 
 マイクロソフトの「Windows 7 Upgrade Advisor」で確認すると、ThinkPad X32 2672-M8Jは、32bit(x86 ベース)版ならWindows 7化が可能との結果が出た。
 詳細は省くが、32bit版のWindows 7なら、CPUやメモリーや空き容量のシステム要件は満たしているが、グラフィックのATI MOBILITY RADEONのドライバーは、Windows 7と互換性がないとの結果だった。

 そこで、「Microsoft Windows 7 Home Premium 通常版 Service Pack 1 適用済み」を購入し、32bit(x86 ベース)版をインストールした。
 「Microsoft Windows 7 Home Premium 通常版 Service Pack 1 適用済み」には、32bit版のDVDと、64bit版のDVDと、2枚のDVDが入っているが、ライセンス(プロダクトキー)は1つ。
 
 インストール途中で、ユーザーアカウントは、空欄のまま「次へ」を選択した。
 インストールは、30分程で、終了した。
 
 デバイスマネージャーで確認すると、大容量記憶域コントローラー に「!」(びっくり)マークが表示されていた。ドライバーの自動更新が出来ず、一覧から、IDE ATA/ATAPI コントローラー→(標準IDE ATA/ATAPI コントローラー→PMCIA IDE/ATAPI Controllerをインストールしたら、「!」マークが消えた(恐らくSATA用のドライバーしかインストールされていなかった為)。
 トラックポイントドライバー(7bg583wj)をインストール。
 HDDは、使用9.43GB、空き139GB。
 起動50秒  IE表示まで67秒 終了11秒だった。
 その後、更新プログラムが、128個数以上、ダウンロードされた。
 解像度が880×600に戻ってしまうことがあり、ディスプレイアダプターの標準VGAグラフィックアダプターのドライバーを、ATI Mobility RADIONのドライバーに変更した。なお、ATI Mobility RADIONのドライバーは、ソフトが展開されたフォルダ(C:¥DRIVERS¥WIN¥DISPLAY)のissetupをダブルクリックしてもインストールが完了出来ない。デバイスマネージャーで、ディスプレイアダプターの「標準 VGA グラフィック アダプター」を右クリックし、「ドライバー ソフトウェアの更新」で、ATI ディスプレイドライバーを展開したフォルダ(C:¥DRIVERS¥WIN¥DISPLAY)を指定すると、インストール出来る。
 Windows 7化に際して注意した点は、
 ・Windows 7の標準ディスプレィアダプタのままだと、休止状態には入れるが、スリープには入れない。休止状態からの復帰だと、IBMのロゴマークが現れので、スリープからの復帰より時間を要する。「Windows 7 Upgrade Advisor」だと、ATI Mobility RADIONは「×」印で、「互換性がありません。このデバイス用にインストールされているドライバーは、Windows 7と互換性がありません」と表示されていたが、Windows 7化したX32でも使用出来た。
 ・省電力マネージャー(Ver.6.07)は、キーボードが動かなくなることがあるようなので、インストールしない。
 http://www.thinkpad-club.net/modules/d3forum/index.php?topic_id=3513
 ・無線LANのドライバーは、Windows 7の標準ドライバーで良い。無線LANドライバー(7kwc50wj)のインストールは、必要なかった。
 ・System Updateの正しいバージョンをインストールする必要がある。Windows XPおよびVistaではバージョン3.14を、Windows 7ではバージョン4.0以降を使用する。
 http://support.lenovo.com/ja_JP/research/hints-or-tips/detail.page?&LegacyDocID=MIGR-75236

 Windows 7化に際して、インストールした主なドライバーは
 ・ATI MOBILITY RADEON用のディスプレイドライバ:ATI Mobility RADIONのドライバーがないと、休止状態には入れるが、スリープには入れない。ATI ディスプレイ・ドライバー Windows XP 2000用をDriverフォルダ(DRIVERS¥WIN¥DISPLAY)からsetupをDCしてインストールしようとしたら、「ディスプレイアダプタをスタンダードディスプレイアダプタ(VGA)に変更してからセットアップを実行してください。」と表示されてしまった。デバイスマネージャーでは、ディスプレイアダプターは、「標準 VGA グラフィック アダプター」、モニターは、「汎用非PnP モニター」と表示されていた。デバイスマネージャーで、ディスプレイアダプターの「標準 VGA グラフィック アダプター」を右クリックし、「ドライバー ソフトウェアの更新」で、ATI ディスプレイドライバーを展開したフォルダ(C:¥DRIVERS¥WIN¥DISPLAY)を指定したら、インストールされ、ディスプレイアダプターは、「ATI MOBILITY RADEON」と表示され、モニターは、「汎用非PnP モニター」に加え、「IBM ThinkPad 1024X768 TFT LCD panel」も表示されるようになった。ATI ディスプレイ・ドライバーにより、スリープも使用可能になった。休止状態からの復帰時には、IBMのロゴ画面が入り、スリープからの復帰より時間を要した。
 ・システム アップデート 5.02 Windows 8(32bit, 64bit), 7(32bit, 64bit)(Ver. 5.02.0018):TVSUが更新を勧めたプログラムは、ThinkPad トラックポイントドライバー(Windows 32-bit)、ThinkPad ホットキー機能総合 セットアップ、ThinkPad省電力マネージャー、System Migration Assistant 6.0。ThinkPad トラックポイントドライバー(Windows 32-bit)は、インストール出来た。ThinkPad ホットキー機能総合 セットアップは、(インストール中に「This program does not support this system.」と表示され完了出来なかった(Fn+F5を押しても、Bluetoothはオン・オフされるが、タスクバーでは状況が表示されるが、画面では表示されない)。更新を勧められたThinkPad省電力マネージャー(キーボードが動かなくなる可能性があるので)とSystem Migration Assistant 6.0はインストールしなかった。
 ・バッテリー省電力機能設定 パッケージ:ThinkPad省電力マネージャーの代わりに、バッテリー省電力機能設定 パッケージ(Windows 98/98 SE/NT 4.0/2000/XPをサポート)をインストールし、タスクバーでバッテリーの充電状況が解るようにした。
 ・トラックポイント・ドライバー(Windows 7 32bit/Vista 32bit/ XP):使っていて、時々、トラックポイントの操作が遅くなり、マウスの項に表示されなくなり、再度、Dviverフォルダからインストールし直す必要がある。
 ・システム制御ドライバー:インストールしたが、何の機能をしているか不詳。
 ・CF32F Windows用ドライバ Ver.1.00.04:CF32FのWindows 7用のドライバーは、CF32Fを外して、インストールする。CF32Fは、Windows XPの時と同様に、PCカードに挿したままで、起動や終了が可能だった。
 ・EASEUS Partition Master V9.2.2:HDDの容量が160GBあるので、Cドライブ(OSやソフトのインストール)とDドライブ(データ保存)とに、分割。C=60GB(使用11.5、空き47.0)、D=90GBに分割。マイドキュメントは、Dドライブに移しても速度が変わらないとのことで移さなかった。Windows 7は、再インストールしても、Cドライブにデータは残すことが出来るようなので、パーティションを分割するメリットはないとのこと。Cドライブのデフラグ(Defragglerを用いた)に、半日以上、要した。
 ・OpenOffice.4.0.0日本語版:サポートの方から推奨され、ワード(Word)の代用にダウンロードしてインストール(無料)。
 http://www.openoffice.org/download/
 ・IME 2010 (InputMethodEditor X86 ja-jp.exe):サポートの方から推奨され、無料ダウンロード。言語バーを右クリック→設定では、Microsoft office IME 2010のみが表示されるようになった。
 http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=30390

 Windows 7化に際してインストール出来なかったドライバーやソフトは、
 ・ThinkPad ホットキー機能総合 セットアップ:「This program does not support this system.」と表示されてしまう。ThinkPad ホットキー機能総合 セットアップの他、ホットキー機能統合 (Windows 8 7 Vista XP 2000)や、ホットキー機能(Windows XP 2000 NT)も、「This program does not support this system.」と表示され、インストール出来なかった。
 ・Intel チップセット・サポート 2 (Windows 98 SE/2000/XP):OSでサポートされているチップセットプラットフォームの問題でインストール出来ない。
 ・EasyEjectユーティリティ:ウルトラベース X3を外したりする際に必要だが、インストールしても、Fn+F9は機能せず、「EasyEject Utilityには既知の互換性の問題があります。」と表示され、削除を推奨された。

 Windows 7化した生じた問題点は、
 ・Fn+F5で、Bluetoothはオン・オフされるが、タスクバーで状況が表示されるが、画面で表示されない。ThinkPad ホットキー機能総合 セットアップの他、ホットキー機能統合 (Windows 8 7 Vista XP 2000)や、ホットキー機能(Windows XP 2000 NT)も、「This program does not support this system.」と表示され、インストール出来なかった。
 ・Bluetoothが携帯電話などと接続出来ない(画像を送れない)。
 ・Windows Live メールが勝手に受信してしまう→Windows Live メールを再度、直接、インストールしたら改善。
 http://answers.microsoft.com/ja-jp/windowslive/forum/livemail-email/windows-live/c9bf34eb-9c61-4605-82e4-65e8fbb61677
 ・Windows 7化したSSD/HDDをThinkPad X31に換装すると、ネットワーク(セキュリティで保護されていない)が1つしか検出されない→起動時に1802 エラーが発生しないようにBIOSを修正し、無線LANアダプターをX32用の無線LANアダプターと交換
 
 なお、Windows 7化すると、Windows XPのOutlook Express 6の代わりに、Windows Live メールを使用することになるが、Windows Live メールは、「Windows Essentials」(http://essentials.live.com)から、ダウンロードしてインストールする必要があった。
 Windows Live メール 2012は、.NET Frameworkが必要で、Windows 7の場合は「Microsoft .NET Framework 3.5.1」、Windows 8の場合は 「.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0 を含む)」が必要とのこと。
 なお、「転送ツール」(3.8GB要した)でWindows XPのデータをWindows 7にインポートさせたが、Windows Live メールは、「転送ツール」でインポートさせた後に起動させないと、 メールデータやアカウントをWindows Live メールに読み込めない。最初に起動してしまい、Windows Live メールをアンインストールしたが、設定が残っていて、「転送ツール」でメールデータなどを読み込めなかった。
 http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-7/guide/mail03.aspx
 Windows Live メールは、Outlook Express 6と異なり、1つの受信トレイに、複数のアカウント(メールアドレス)のメールを表示出来ず、各アカウント毎に受信トレイが作成される。Windows Live メールの「クイック分類」の「未開封のメール」には、全てのアカウントの未開封の受信メールが表示されので、Outlook Express 6の「受信トレイ」の代用に用いるしかない。
 http://answers.microsoft.com/ja-jp/windowslive/forum/livemail-email/windows/41273421-d15c-469d-b7fa-fc5a0174de73

 Windows 7は、2020年まで(6年以上)、サポート期間が残っている。
 認証してから、90日間は、無料の電話サポートを受けることが出来る(マイクロソフト:電話0120542244)。
 デスクトップにライブラリのアイコンが現れ、レジストリを変更したが、消えなかった。
 http://pasofaq.jp/windows/desktop/namespace.htm
 Windows 7のドキュメントは、仮想フォルダで、ドキュメント内にマイドキュメントフォルダが作られるが、Windows XPの「マイドキュメント(My Documents)」とは異なる。
 ホームグループのアイコンも、デスクトップに表示された。ホームグループを右クリック→ホームグループ設定の変更 をクリック→ホームグループへの参加の終了 をクリック→ホームグループへの参加を終了しますをクリック→PC再起動で消えた
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1079800915 
 
 Windows 7をインストールしたHDDを、他のパソコン(ThinkPpad X32 2672-ADJ)に換装すると、認証を求められるが、通る。
 X32 ADJ No.2にHDDを換装し、Bluetoothのドライバー(Integrated Bluetooth IVソフトウェア (Windows 2000XP) (ThinkPad Integrated Bluetooth with 56K Modem III ソフトウェア)をインストール(DriverのSetupを実行)したが、携帯電話と、Bluetooth接続が上手く行かなかった。

 修復インストール(アップグレードインストール)を行った。修復インストールは、パソコンを起動させ、DVDドライブにWindows 7のDVDを入れて、DVDを自動再生させ、重要な更新ファイルを取得しないで、アップグレード。2時間半以上、要し、更に、NET Framework 4.0の修復に時間を要した。
 ウイルスは検出されない。

 ホームページ・ビルダー V6.5 with HotMediaをWindows XPで長らく使っていたが、Windows 7環境では、ウェブアートデザイナーが起動しなくなってしまった(パソコンを再起動させると起動出来ることもあった)。
 検索していたら、下記の解決策を記したページがあった。
 http://webpocket.seesaa.net/article/163575242.html
 1.コントロールパネル → 管理ツール → サービス の順にクリック。又は、検索に、「サービス」と入力して、Enterキーを押す。
 2.HomeGroupListener 、HomeGroupProvider を「停止」に設定し、スタートアップの種類を「無効」に変更する。
 この方法で、古いホームページ・ビルダー V6.5も、Windows 7環境で、ウェブアートデザイナーを起動出来るようになった(同時に、デスクトップのホームグループのアイコンも消えた)。
 なお、ペイントの画像を頁に掲載し、ホームページ・ビルダー V6.5でアップロードしようとすると、エラー表示が出て、転送出来なかった。良く調べると、ペイントの画像を保存する際に、ファイル名に全角の文字が含まれていた。ファイル名を全て半角に直したら、ペイントの画像を、ームページ・ビルダー V6.5でアップロード出来るようになった。Windows 7の方が、Windows XPの時より、ファイル名は半角でないと、問題が生じるようだ。
 また、、Windows 8.1化したThinkPad X61では、上記のWindows 7の時の方法(HomeGroupListener とHomeGroupProvider を「停止」や「無効」にする)では、ウェブアートデザイナーを起動出来なかった。しかし、次に述べる方法で、ホームグループを終了させると、Windows 8.1でも、ホームページ・ビルダー V6.5のウェブアートデザイナーを起動出来た
 1.HomeGroupListener とHomeGroupProvider のスタートアップの種類を「自動」に戻す。なお、HomeGroupListener とHomeGroupProvider のスタートアップの種類が、「手動」になっていると、ホームグループへの参加を終了出来ない。
 2.ThinkPad X61を再起動させ、コントロールパネル→ネットとインターネット→ホームグループ→ホームグループの終了を選択してクリックする。 3.時間が経った後に、「ホームワークへの参加は正常に終了しました」と表示される。
 4.ホームページ・ビルダー V6.5を起動させ、ウェブアートデザイナーを起動させる。
 5.ホームグループは使わないので、HomeGroupListener とHomeGroupProvider のスタートアップの種類を「無効」に戻して置く。

 クローンをSSDに作成する際に、クローンソフトによっては、DtoD領域(DtoD区画)をコピー出来ない。EaseUS Todo Backupだと、DtoD領域(DtoDリカバリ領域)もコピー出来るが、Migrate Easyだと、DtoD領域はコピー出来ない。HD革命でもDtoD領域をコピー出来る。HD革命でコピーしたDtoD領域は、Access IBMボタンを押してもR&Rは起動出来ないが、起動時にF11を押せばR&Rを起動しリカバリー出来る。
 EaseUS Todo Backupで、SSDにクローンを作成する際に、コピー元のHDDをパソコンに内蔵して、コピー先のSSDを外付けしてクローンを作成すると、SSDをパソコンに換装しても、起動出来ないことが多かった。コピー先にするSSDにOSとEaseUS Todo Backupとをインストールしてパソコンに内蔵させ、コピー元のHDDを外付けにして、コピー元のHDDのクローンをコピー先のSSDに作成すると、起動出来る(外付けHDDケースは1つあれば可能)。それか、他のパソコンに、コピー元のHDDと、コピー先のSSDとを、2つの外付けHDDケースで接続し、コピー先のSSDにクローンを作成すると、起動に成功することが多い(外付けHDDケース2つと、別のパソコンか起動可能なHDD/SSDが必要)。EaseUS Todo Backup Free 5.5で作成したクローンが起動しない場合は、Access IBMボタンを押してR&Rを起動させリカバリすることは可能(ソフトの再インストールやデータの移動が必要)。
 Migrate Easyも、EaseUS Todo Backupと同様に、コピー先にするSSDにOSとEaseUS Todo Backupとをインストールしてパソコンに内蔵させ、コピー元のHDDを外付けにして、コピー元のHDDのクローンをコピー先のSSDに作成すると、起動出来る。Migrate Easyは、DtoD領域は、EaseUS Todo Backupと異なり、コピー出来ない。
 HD革命だと、コピー先のSSDを外付けにして、コピー元のHDDをパソコンに内蔵して、クローンを作成しても、起動出来る。「HD革命/Copy Drive Ver.3 Lite」は、SATA用の「Logitec USB 2.0ポータブルハードディスクケース ソフト“HDD革命"付 LHR-PBGU2/S」に付属して来る。HD革命も、DtoD領域はコピー出来るが、Access IBMボタンを押してもR&Rは起動出来ず、F11を押せばR&Rを起動出来たと記憶している。HD革命は、コピー元のHDDより容量が少ないSSDにもクローンを作成可能だが、コピー元のHDDより半分以下の容量のSSDにはクローンを作成出来ないようだ。EaseUS Todo Backup Free 5.5やMigrate Easyは、コピー元のHDDより少ない容量のSSDにはクローンを作成出来ない。

 2013年12月29日付記
 無線LANカードと、パソコンと、ドライバーとの間には、相性があるようだ。
 Windows 7環境では、ThinkPad X32 2672-ADJは、無線カードがAR5BMB-44(11a/b/g Wireless LAN Mini PCI Adapter II)だと、ネットワークを全て拾えず(11aを拾えない)、2672-M8Jの無線LANカードでないと、ネットワークを全て拾えない時がある。2672-M8Jも、AR5BMB-44だと、ネットワーク11aを拾えないを全て拾えないことがある。
 Windows 7環境のThinkPad X32 2672-ADJは、2672-M8Jの無線LANカード(27K9940)で、全く、ネットワークを拾えなくなる時がある。そのような場合、7kwc50wj.exe=インテル ワイヤレスLAN (11abgn, abg, bg) (Windows XP/2000)をインストール(\DRIVERS\WIN\WLANINT2\XP\Drivers\X32\iProdifx又は\DPInst32をDC)すると、ネットワークを拾えるようになる。

 2014年1月9日付記
 Windows 8は、市場での評価は良くないようだが、パソコンが、Windows 8にも対応しているなら、Windows 8.1をインストールした方が、Windows 7をインストールするより、OSが安いし、無線LANが安定している。2014年1月9日の時点で、アマゾンの価格は、「Microsoft Windows 7 Home Premium 通常版 Service Pack 1 適用済み」が 20,790円もするのに対して、「Microsoft Windows 8.1」(通常版)は11,908円と、約半額に過ぎない。
 Windows 7 Home Premiumは、何回もマイクロソフトの電話サポートの御世話になったが、Windows 8.1は、電話サポートを必要とすることが少なかった。
 無線LAN接続も、Windows 7(X32にインストール)は、Windows XPの時の無線LANドライバーが適合しないこともあって、苦慮する問題が生じたが、Windows 8.1(X61にインストール)は、無線LAN接続で困ったことはなかった。
 WiMax接続も、URoad-SS10をドライバー(ファームウェア)を最新版にすることで、Windows 8.1(X61にインストール)環境でも、接続可能だった。しかし、URoad-SS10は、Windows 7(X32にインストール)環境では、利用出来ず、UD03SS(Windows 8非対応)しか利用出来なかった。Windows 7をインストールしたX32は、UD03SSのドライバーをインストールすると、何故か、純正の無線LANカード(27K9940)だとタスクバーのネットワークの表示が赤印になって、再起動させないと、無線LAN接続が出来なくなった。無線LANカードをAR5BMB-44に変更したら、無線LANは常時接続可能になったが、タスクバーのネットワークのアイコンが、接続されていない状態(×印)として表示されるようになってしまった。さらに、数日後には、まったく赤色のマークになってしまった。
 このように、Windows 7で、無線LANが正常に接続出来るのに、タスクバーのネットワークアイコンが、接続されていない状態として表示される(黄色三角や赤色)問題は、良く起こる現象のようだ。
 http://www.thinkpad-club.net/modules/d3forum/index.php?topic_id=4799 ネットワークアイコンのX印が消えません。
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10105274795 Windows7のネットワークのアイコンがおかしいです。
 http://yuiyui.jugem.cc/?eid=306 正常接続中なのにWindows7でネットワークアイコンに×印が。→解決 ※Dropboxの接続エラーも。

 SSDの空き容量が少なくなり、CSSD-PMM64WJ2から、CSSD-PMM128WJ2に換装した際に、デバイスマネージャーでネットワークアダプターのドライバーソフトウェアを更新して見た。
 Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapterのドライバーソフトウェアを更新した。
 すると、タスクバーのネットワークアイコンが、正常に接続されている状態として表示されるように、戻った。
 パソコンの無線ネットワーク アダプターがWireless Hosted Networkに対応している場合は、Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapterが、デバイスマネージャーのネットワークアダプターの一覧に、表示されると言う。
 Wireless Hosted Network機能は、Windows 7から新しく追加された機能。Wireless Hosted Network機能を用いると、1 つの物理的なワイヤレス アダプターを仮想化し、複数の無線ネットワークアダプターとして機能させることが可能になると言う。

 装着してある無線LANアダプターがAR5BMB-44の場合、デバイスマネージャーでは、AR5BMB-44は11a/b/g Wireless LAN Mini PCI Adapter IIとして表示され、Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapterも表示される。
 M8Jの無線LANアダプターは、AR5BMB-44(11a/b/g Wireless LAN Mini PCI Adapter II)だと、11aを拾えないので、本来のM8Jの純正の無線LANアダプター(27K9940)と交換した。すると、デバイスマネージャーでは、Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapterは表示されず、Intel(R) PRO/Wireless 2915ABG Network Connection(27K9940)のみが表示された。
 しかし、Intel(R) PRO/Wireless 2915ABG Network Connectionに!マークが表示され、タスクバーのネットワークアイコンが、接続不可能な状態として表示された。
 子機(I-O DATA WN-G150UM Wireless LAN Adapter)を用いてネットに接続し、Intel(R) PRO/Wireless 2915ABG Network Connectionのドライバーを更新したが、!マークは消えなかった。
 Windows 7環境では、ThinkPad X32 2672-M8Jは、純正の無線LANアダプターのインテル(R) PRO/Wireless 2915ABG IEEE802.11a/b/g ワイヤレスLAN(Wi-Fi準拠)(FRU 27K9940、P/N 27K9939)でなく、AR5BMB-44(11a/b/g Wireless LAN Mini PCI Adapter II)を用いて、Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapterのドライバーを更新した方が、無線LAN接続が安定するようだ

 ThinkPad X32のCPUは、インテル Pentium Mだが、Windows 7環境化では、CPU使用率が100%になり、ネット閲覧などが遅く感じる時がある。  
 ThinkPad X31のCPUは、インテル Pentium M プロセッサでも、第一世代のバニアス((Banias)と呼ばれるCPUだが、NXbitに対応していない。
 ThinkPad X32のCPUは、インテル Pentium M プロセッサでも、第二世代のドタン (Dothan)と呼ばれるCPUだが、インテル Pentium M プロセッサの725(1.60 GHz:ADJ)や745(1.80 GHz:M8J、44I)も、NXbitに対応していない(Windows 8.1をインストールしようとすると、エラー・コード:0xc0000260が表示される)。インテル Pentium M プロセッサでも、725A、745A、765は、NXbitに対応しているが、ThinkPad X31/X32は、CPUの交換は出来ない。ThinkPad X32(M6J)にWindows XPのHDDを換装し、VirtualBoxをインストールし、システム→プロセッサー(P)も、拡張機能で、「PAE/NXを有効化(E)」にチェックが入らなかった。
 ThinkPad X31/X32は、Windows 8.1のカスタムインストールは、無理だった。Windows 8.1は、NXbit(xDbit)に対応したCPUでないと動作出来ないが、ThinkPad X31/X32に用いられているCPUのインテル Pentium M プロセッサは、NXbitに対応していない。

 CSSD-PMM128WJ2にして、空き容量を増やしてからの方が、Windows 7でのCPU使用率は低くなった(10%以下の時が多くなり、以前のように100%になることが少なくなった)。 
 SSDは、長期間使用する(空き容量が減少する)と、書き込み速度が低下するようだ。

 使用OS:Windows 7 Home Premium SP1(32bit)  
 使用PC:ThinkPad X32(HDD:WD1600BEVE)  
 使用CFカード:SanDisk Extreme Pro CFカード UDMA 6 16GB 90MB/s(SDCFXP-016G)  
 使用アダプタ:ケンコー・トキナー アスカ製 CF/MD用メモリカードアダプタCF32F ノートPC用
 HDDに換装してX32を使っている時には、CFドライブを右クリックするとプロパティにReadyBoostを選択する項目が現れる。
 しかし、「このデバイスはReadyBoostには使用できません。」と表示され、USBメモリーのように、「このデバイスを使用する」などのチェック項目は表示されない。
 また、CF32F以外のPCカードでは、CFドライブを右クリックしても、プロパティにReadyBoostを選択する項目は現れない。
 ThinkPad X32には、CFカードスロットがあるが、PIOモードなので遅く、CFカードスロットに挿したCFカード(SDCFXP-016G)は、右クリックしても、プロパティにReadyBoostを選択する項目は現れず、ReadyBoostのデバイスとしては使用出来ない。
 USBメモリーでも、Cruzer Fit CZ33 16GBやRUF2-PS8GS(在庫が少ない)は、USBポートに挿しても、筐体から飛び出ないタイプだが、ReadyBoostのデバイスとして使用出来るので、CF32Fに挿したCFカードを、ReadyBoostのデバイスとして使用出来ない人には、御勧めの商品。
 さらに、HDD(WD1600BEVE)をSSD(CSSD-PMM128WJ2)に換装したX32でCF32Fを使っている時には、CFドライブを右クリックするとプロパティにReadyBoostを選択する項目が現れるが、、「このデバイスはReadyBoostには使用できません。このコンピューターのシステムディスクは十分に高速であるため、ReadyBoostが有効になっていません。」表示される。
 なお、CF32Fに挿したコンパクトフラッシュ(CFカード)は、Windows 7のThinkPad X32(HDD)では、ReadyBoostのデバイスとして、使用出来なかったが、
 使用OS:Windows 8.1(32bit)
 使用PC:ThinkPad X61(HDD:WD1200BEVS)
 だと、CF32Fに挿したコンパクトフラッシュ(CFカード)は、ReadyBoostのデバイスとして、使用出来た(SDカードは、ReadyBoostのデバイスとして、使用出来なかった)。
 しかし、HDDをSSDに換装し、
 使用OS:Windows 8.1(32bit)
 使用PC:ThinkPad X61(SSD:SSDSA2CW160G3K5)
 だと、CF32Fに挿したコンパクトフラッシュ(CFカード)や、SDカードは、ReadyBoostのデバイスとして、使用出来なかった。
 USBメモリーも、HDDをSSDに換装してあると、「このデバイスはReadyBoostには使用できません。このコンピューターのシステムディスクは十分に高速であるため、ReadyBoostが有効になっていません。」と表示され、ReadyBoostのデバイスとして、使用出来なかった。

 2014年5月27日、追記。音楽ファイルなどを聞いていると、音割れがするようになった。スピーカーの問題かと思い、X32 ADJからX32 44Iに、SSDを換装も、音割れがする。なお、SoundMaxのドライバーは、ネットから自動更新してあった。
 Lenovoのサイトから、「オーディオ・ドライバー (Windows 98 SE/2000/XP)(対象デバイス SoundMax Integrated Digital Audio)」をダウンロードし、インストールしたが、「このOSは、このソフトウェアではサポートされていません。」と表示され、インストール出来なかった。プログラムを正規の方法でインストールする選択をし、一旦、アンインストールした後に、インストールしたら、インストール出来た。再起動時に、「No ADI codec driver is installed」と表示された。
 その後、音割れは、解消した。SoundMaxのドライバーを、ネットから自動更新したのが、良くなかったのかも知れない。

 参考URL
 ・http://support.microsoft.com/kb/978072/ja Windows 7 がインストールされたコンピューターに、ネットワーク アダプターとして [Microsoft Virtual WiFi Miniport Adapter] がデバイス マネージャーに表示される
 ・http://www.dosv.jp/other/1005/18.htm SSDの性能低下とTrimの効き具合を大検証! 使い続けると速度が低下するSSD 消去を伴う書き込みの増加が原因
 ・http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_7-performance/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88/2d138df0-7e7c-e011-9b4b-68b599b31bf5?rtAction=1397769216945 コンパクトフラッシュで ready boost は問題なく動作するでしょうか?

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