エプソンダイレクト株式会社 Oisix(おいしっくす)

 Intel Centrino Advanced-N 6300

 <ThinkPadの部屋へ>

 2014年12月19日頃から、ThinkPad X61 7673-3NJ(Windows 8.1)の無線LANが、2階にいると、接続出来なくなる時が生じた。
 IBM/Lenovo純正のAtheros AR5BXB72 802.11a/b/g/n 300Mbps (FRU:42T0825:42T0825=USと42T0827=JPと互換性がある)だと、BIOSで1802エラーが表示されないが、AR5BXB72は発熱が多いようだ。
 そこで、発熱が少ないと言われるLenovo/Thinkpad Intel Centrino Advanced-N 6300 633ANHMW (FRU:60Y3233:Intel Centrino Ultimate-N 6300 802.11a/b/g/n/ 450Mbpsと同じ:2種類のネジが計4本付属)と、mini PCI-e ハーフ フルサイズへ変換 アダプタ(ネジが4本付属)とを購入して見た。
 
 N 6300をパソコンの無線LANスロットに装着する際には、mini PCI-e ハーフフルサイズへ 変換 アダプタをネジで固定する必要がある。
 N 6300の上端に変換アダプタの下端をネジで固定しようとしたが、N 6300の上端のネジ穴が、変換アダプタの下端のネジ穴より太く、ネジで締め上げて変換アダプタを固定することが出来なかった(注1)。そこで、N 6300の裏面に両面テープを張り、固定した。
 
 N 6300には、アンテナ端子が3カ所あるが、1番と3番の2カ所を接続した。
 ThinkPad X61 7673-3NJの標準の無線LANカード(Atheros製のAR5BXB6)をN 6300と交換した。すると、予想していた、1802エラーは表示されず、起動出来た。最初、N 6300がデバイスマネージャーで認識(表示)されず、有線LAN接続したりしている間に、デバイスマネージャーで認識るようになった。しかし、タスクバーの無線LANのアイコンがインターネットアクセスと表示されるのに、ネットに接続出来なかった。

 古いBIOSだと、60Y-3233 HFが対応しない可能性があると言う。
 そこで、BIOSを改造BIOS(Modified BIOS)に変更して見た。
 予め下記ページ
 http://forum.notebookreview.com/lenovo/459591-t61-x61-sata-ii-1-5-gb-s-cap-willing-pay-solution-8.html#post6501443
 からダウンロードしてあったX61/X61s用の改造BIOS(Modified BIOS)を、有線LANでネット接続しながら解凍した。
 解凍されたBIOS updateフォルダ内の32-bitフォルダのWINUPTPをダブルクリックしてBIOSの変更を実行した(CD-Rに焼く必要はない)。
 すると、ネット接続出来るようになった。また、起動してデスクトップが表示されるまでの時間も短くなった。
 ThinkPad X61 7673-3NJはSSD(CSSD-S6T256NHG6Q)に換装してあったが、改造BIOSにすることで、SSDの性能がより引き出せると言う。
 なお、無線LANカードをN 6300に交換する際に、パームレスト(キーボードベゼル)を破損してしまった。X6系のパームレストは、X3系のパームレストに比して薄く、破損し易い。
 N 6300に無線LANカードを変更した後に、Windows 8.1のライセンス認証を求められ、マイクロソフト(0120801734)に電話して認証が通った。

 N 6300は450Mbpsに対応するが、家庭で使っている無線LANの親機は最大300Mbpsの対応なので、現状では、N 6300の性能を十分に引き出せない。
 今まで、ThinkPad X61 7673-3NJの標準の無線LANカードでは54Mbpsの速度しか出なかったが、N 6300だと300Mbpsの速度が出て、体幹的には、ストリームなど表示され始めるまでの時間が短くなった。

 なお、交換前のThinkPad X61 7673-3NJには、無線LANカードは、Atheros製のAR5BXB6(11n非対応:802.11a/b/g、最大108Mbps)が装着されていたが、発熱が少ないようで、パームレストはあまり熱くならなかった。
 N 6300に交換してから、パームレストの発熱は、殆ど気にならないレベルに下がった。
 ただ、N 6300で接続していると、他のパソコンの無線LANが繋がり難くなる現象が現れ、無線LANの親機も新規に購入することにした。
 新規に購入したのは、I-O DATA 11n/b/g対応 無線LAN親機(Wi-Fiルーター) 300Mbps WN-G300R3で、2014年11月上旬(アマゾンで3、080円)。

 無線LANカードは、Atheros AR5BXB72より、Intel Wireless WiFiLink 4965AGNの方が、発熱が少ないと言われる。
 AR5BXB72も4965ANも、11a/b/g/nで、300Mbps、デュアルバンド2.4GHz/5GHzに対応している。Atheros AR5BXB6(11n非対応:802.11a/b/g、最大108Mbps)は、発熱が少ないが、4965AGNは更に発熱が少ないと言われる。4965AGNより、Intel Centrino Ultimate-N 6300の方が発熱が少ないとも言われるが、4965AGN(300Mbps)を搭載したX61 7675-11Iと、Intel Centrino Ultimate-N 6300(450Mbps)に交換したX61 7673-3NJとでは、パームレストの熱さに実感的な差は感じられなかった。無線LANカードの価格を考えると、4965AGNの方が、N 6300より、推奨出来る。

 なお、ThinkPad X60 1709-K8JのAR5BXB6が発熱が多いので、Lenovo純正の4965AGNと交換しようとしたが、上記の方法では、BIOSを変更出来なかった。また、X61/X61s用の改造BIOS(Modified BIOS)は、X60 1709-K8Jでは使用出来なかった。

 注1:2016年1月9日に、Windows 10にアップデートしたThinkPad X61 7673-3NJのCPUファン(購入時から異音が五月蝿く、ファンエラーで起動しないようになった)を交換した。
 その際に、再度、確認して見たら、変換アダプタのN 6300の上端への固定向きが、逆であることに気付いた。
 N 6300の上端に変換アダプタの下端をネジで固定するには、正しくは、下に掲載した写真の様に、N 6300の裏面側から、表面側(アンテナ端子がある側)に向けて、ネジを回し固定するのが正しいことが解った。
 
 <ThinkPadの部屋へ>

 |トップページ心霊聖書ヘブライ語ギリシャ語ラテン語リンク推奨図書ThinkPadの部屋

inserted by FC2 system